容姿主義を超えて、自分らしい美しさを見つける
みなさん、こんにちは!Naoです。
今日は、ジンバブエでの暮らしを通して気づいた、日本の容姿主義とジンバブエの価値観の違いについてお話ししたいと思います。
容姿主義は私だけではなく、皆さんにも身近な問題かもしれません。
容姿主義とは?
容姿主義(ルッキズム)という言葉を聞いたことがありますか?
これは、外見や体型などの容姿で人を評価したり、社会的な価値を決める考え方のこと。
日本では、特に女性に対して「痩せているほうが美しい」「お化粧をしていないとマナー違反」といった価値観が広く浸透している気がします。
実は私も日本で暮らしていた頃、この価値観にどっぷり浸かっていました。
痩せるためのダイエットや、毎日欠かさないお化粧。
それが当たり前で、自分を整えること=他人に良い印象を与えることだと思っていたのです。
ジンバブエの自由な価値観との出会い
ジンバブエで暮らし始めて気づいたのは、全く違う価値観があること。
こちらでは、女性がお化粧をすることはほとんどなく、特別なイベントやお祝いの席でのみ行われるものです。
その代わり、彼女たちはTPOに応じた服装を大切にし、それぞれの場にふさわしいスタイルを楽しんでいます。
たとえば職場では、きちんとしたジャケットやスカートを身に着け、靴もローファーやパンプスできちっと揃える。
教会に行くときは華やかなドレスとアクセサリーでおしゃれを楽しむ。
だけど、彼女たちの「おしゃれ」は自分のためであって、周りの評価や社会的なプレッシャーから生まれたものではありませんでした。
生徒に言われた一言
ある日、私はいつものようにお化粧をして学校に行きました。
そして授業中、モーニングルーティンについて話していた際に、私が「毎朝お化粧をしている」と話すと、ある生徒がこう言ったのです。
「どうしてお化粧をするの?そのままでも先生は十分綺麗だよ!」
その瞬間、私は驚きと同時に、少し恥ずかしい気持ちになりました。
日本では「お化粧をしている=身だしなみを整えている」という認識が強く、私もその価値観に従ってきました。
しかし、彼らにとっては、見た目を飾るよりも、その場にふさわしい服装や自分らしいスタイルが重視されていたのです。
彼の言葉に救われた瞬間
さらに、ジンバブエ人の彼との会話も印象的でした。
ある日、「痩せたいからダイエットする」と彼に話したときのことです。彼は驚いた顔で言いました。
「どうしてダイエット?全く太ってないでしょ?!」
さらに、冗談半分で「私が太ったら気にする?」と聞いてみると、彼は笑いながらこう答えました。
「どんな体型になっても、君についた脂肪ごと愛する!」
その言葉を聞いたとき、思わず笑ってしまいましたが、外見にとらわれない彼の価値観が詰まっていました。
新しいおしゃれの楽しみ方
それ以来、私は「お化粧をしたいときだけする」スタイルに変わりました。
特別なディナーや写真撮影の日など、自分が「おめかししたい」と思うタイミングでしています。
それ以外の日は、自分が好きな服を選び、その場に合ったスタイルを楽しんでいます。
ジンバブエの女性たちから学んだのは、他人の評価ではなく、自分がどうありたいかを基準にすることの大切さです。
もちろん、まだ完全に容姿主義から解放されたわけではありませんが、「痩せたい」という思いは、他人の目ではなく、「私が好きな自分でありたいから」なのだと気づきました。

古着のワンピースと道端で購入したサンダル(笑)
自分らしい美しさの発見
自分らしい美しさとは、周りの期待に応えようとすることではなく、自分が心から楽しめる方法で自分を表現し、正直でいることだと感じています。
容姿主義にとらわれず、自分を楽しませることで、人生はもっと豊かになるになるはず。
ジンバブエでの生活は、日本での価値観を見直すきっかけを与えてくれました!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう〜☺️👋
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